体外受精説明会に参加

夫婦

2017年の年末から今まで行っていた誘発剤によるタイミング療法から人工授精を飛ばし、体外受精へのジャンプアップを考え始めた。

そこで2ヶ所の不妊治療専門クリニックの体外受精説明会に参加したので紹介していきたい。

だがその前に

そもそも体外受精とは?

簡単にいうと体外に女性の卵子を取り出し、パートナーの精子と一緒にして受精させ、できた受精卵を子宮に戻して着床を促す治療である。

体外受精の方法は2種類あり、子宮に戻す受精卵の段階も2段階ある。

①体外受精:シャーレ上で卵子と精子を出会わせる方法。精子が自ら卵子に侵入することで受精が起こる。精子の元気のよさが肝となる。卵子自身が気に入った精子を受け入れ、受精するのだから自然な方法ともいえる。

②顕微授精:顕微鏡下で、細いガラス管を用いて精子を卵子に注入し受精させる方法。精液所見が不良な男性不妊症や体外受精では受精卵を得られない場合に行う。 顕微鏡下で精子を高倍で観察し、形態を確認後顕微授精に用いる。つまり精子の元気がないときに行われる方法だ。

次に子宮に戻す受精卵の段階も2段階ある。

①新鮮胚移植|採卵後すぐに移植を行う胚移植
新鮮胚移植は、採卵したばかりの卵子をすぐに使って行う胚移植のこと。特に1回の生理周期で採卵から胚移植まで行い、新鮮な状態の受精卵を移植することから新鮮胚移植と呼ばれる。

受精後受精卵は細胞分裂していくのだが、採卵2日後くらいに4分割の受精卵を移植し、子宮内で分割し着床するのを期待し、移植10日後に着床してhcgが分泌されているか血液検査で判定する。

②凍結胚移植|採卵してから翌周期以降に移植を行う胚移植
凍結胚移植は、一旦受精卵を凍結して翌周期以降に移植を行う胚移植のこと。採卵して受精させた受精卵を凍らせて保存し、その後妊娠しやすいタイミングで融解して胚移植を行うことから、凍結胚移植と呼ばれる。

受精後、受精卵が分割を繰り返し胚盤胞まで育ったものを凍結し、子宮の状態を整えてから移植するため、新鮮胚移植よりも妊娠の確率は上がる。しかし、胚盤胞まで受精卵が育つ確立も少ないので、結果どちらが妊娠率が高いのかは一概にはいえない。移植8日後に再度受診し妊娠判定が行われる。

病院を選ぶために

体外受精の病院を選ぶにあたり準備段階として下記のどちらに力を入れている病院であるのかが大事である。

1、自然周期:排卵誘発剤を積極的に使わず、卵の大きさやホルモン値が適切になったら採卵する方法。体に負担が少なく、毎周期行える方法だが、採卵数は1-2個と少なくなる。

2、刺激周期:自然排卵を抑えるため注射や点鼻を行い、卵子が適正値になるまで毎日卵の数を増やしたり大きくする注射を打ち、頃合を見て排卵させる注射を打ち採卵する方法。一度にたくさんの卵子ができるが卵巣に負担がかかるため2-3ヶ月に1回が目安となる。しかし受精卵が多ければ、今回の移植で妊娠できなかった場合も次回の移植にとっておくことができる。

体外受精説明会に参加した感想

最初に話したとおり僕と妻は2軒の体外受精説明会に参加したのだが、レディースクリニックの先生がお勧めした、近くて通いやすそうな2軒は

不妊治療では有名であり芸能人も通っているという噂の新宿にある加藤レディースクリニック出身のDrがいる自然周期を推奨しているクリニックであった。

病院には特徴がそれぞれあり

1軒目は年末年始、GW等休診日もなくDrも多く在籍しており、最先端の設備と技術で、子宮内に育っている主席卵胞も未熟卵胞も根こそぎ採卵し、受精を試みるとのイケイケな印象。受診日程は指定日に行かないといけないため妻が仕事との両立をするには厳しそうなクリニックであった。料金もやや割高。

2軒目はDrが2人しかおらず院長がとても穏やかで、受診日程のわがままも多少聞いてくれそうな、親身なクリニックである印象。成功報酬制度があり、妊娠成立した際は大金を支払うが、できなかった場合は料金の負担が少ない。

妊活はいつまで続くかわからない。体外受精は今後お金が沢山かかるだろう。通いやすく納得できる病院を選びたいとのことで2軒目の病院に2018年の年明けから本腰を入れて妊活に挑戦することとなった。

 

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