CentOS7 ボンディング設定(nmcli)

Linux

ボンディング(bonding)とは、NICの冗長化、負荷分散ができます。CentOS7では、nmcliというコマンドを使用し設定を行います。

下記の順番に設定します。

 

1.bondデバイスの追加
デバイス追加時は一旦、自動起動をNOにします。動作モードについては、アクティブバックアップに設定します。

nmcli connection add type bond autoconnect no con-name bond0 ifname bond0 mode active-backup
設定確認
nmcli c

2.bondデバイスにslaveデバイスを追加する
追加するデバイスをすべて設定する。自動起動はNOにします。
追加するIFの「bond-slave-<IF>」という接続が追加されます。

nmcli connection add type bond-slave autoconnect no ifname eno1 master bond0
nmcli connection add type bond-slave autoconnect no ifname eno2 master bond0
設定確認
nmcli -f connection c s bond-slave-eno1

3.IPアドレス追加
IPアドレスとサブネットを指定します。

nmcli c mod bond0 ipv4.method manual ipv4.address 192.168.10.10/24
設定確認
nmcli -f ipv4 c s bond0

※IPアドレスの追加(エイリアス設定)
同じデバイスにIPアドレスを追加する場合は、「+」を使用します。

nmcli c mod bond0 ipv4.method manual +ipv4.address 192.168.10.11/24
設定確認
nmcli -f ipv4 c s bond0

.アクティブデバイス設定
アクティブを設定します。両系統正常に動作指定場合は、アクティブ側で動作するようになります。

nmcli c m modify bond0 +bond.options primary=bond-slave-eno1
確認
cat /proc/net/bonding/bond0

.デバイスの自動起動設定
設定完了後、デバイスの自動起動設定を行います。

物理デバイスの自動起動をNOにします。
nmcli c m eno1 autoconnect no 
nmcli c m eno2 autoconnect no
bondのslaveデバイスの自動起動をNOにします。
nmcli c m bond-slave-eno1 connection.autoconnect yes
nmcli c m bond-slave-eno2 connection.autoconnect yes
bondデバイスとslaveデバイスの自動起動をYESにします。
nmcli c m bond-slave-eno1 connection.autoconnect yes
nmcli c m bond-slave-eno2 connection.autoconnect yes
nmcli c m bond0 connection.autoconnect yes
設定確認
nmcli -f connection c s <IF>

6.ネットワーク再起動
設定完了後、ネットワークを再起動します。

systemctl restart network
※対象のデバイスのアップ・ダウン
デバイスのダウン
nmcli -c down bond0
設定確認
nmcli -c up bond0

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です